Lの世界の世界 - The L Word

The L Word

~「Lの世界」 の世界 ~ 

インタビュー: キャサリン・メーニッヒ 「彼女の生き方 -The way that she lives-」

By Lisa Steinberg article from Starry Constellation Magazine
March 2007

キャサリン・メーニッヒ

Q: 現在進行中のプロジェクトのことを教えてくれる?

キャサリン・メーニッヒ (以下ケイト): いまちょうど仕事の合間のオフなのでゆっくり休んでいるところだよ。でもこのあと、今年は2つの映画をやる予定なんだ。

Q: 「Lの世界」のシーズン4が1月に始まりましたね。今回のドラマのことや、あなたの演じるシェーンことを教えてくれる?

ケイト: えーっと、今シーズンはもうほとんど終わりに近いんだけど。だからもうみんな、どんな展開になっているか知っているはずだよ。今シーズンのシェーンは、今までで一番脆弱で、がさつな外装にひびが入り始めているような感じ。彼女が完全に壊れきっちゃうというわけではないよ。それとは全然違うけど。

Q: 女優として、シェーンという役柄を演じる意欲をかき立てているものは何ですか?

ケイト: シェーンがシーズンごとにどんな風になるのか、いつも興味津々なんだ。いつもシーズンの初めに、それぞれのキャラクターがどんな風に描かれていくのか、大体の流れを教えてもらうんだよ。そこに色付けしたり、細かい部分を加えていく作業がおもしろいんだけどね。シェーンは少しずつ成長してるけれども、まだその成長過程で過ちを犯したりしてしまうんだよね。私は彼女のそんな欠点や不安を楽しんで演じている。だって、それって私にとっては人間性そのものだから。

Q: 多くの視聴者を惹きつけ続けるこのドラマについてどう思う?

ケイト: うーん、レズビアンを描いた唯一のドラマであることを考えれば、単に好奇心によるものなんだろうね。でも惹きつけ続ける理由としては、その好奇心の後、まずはじめに心地よい刺激を受けたからだと思いたい。視聴者は強烈な個性のキャラクターたちから目が離せないんだよ。彼女たち自身もしくは恋愛関係につきものの、毎日の喜怒哀楽のすべてをくぐり抜けて生きているわけだから。型破りだなんて言ってるんじゃないよ。だけどエンターテインメントだね。テレビに向かって叫んだり、笑ったり、時には泣いたりできるドラマだよ。

Q: 多くのファンたちはデイナがいなくなったことに不満で、シーズン4にあまり期待していなかったと思う?

ケイト: ああ、確かにそうだろうね。当然でしょう。私たちだって同じ気持ちでシーズン4に挑んだんだから。エリン(デイナ役)のことや、彼女がいなくてさみしいねって話さない日はないよ。

Q: デイナが乳癌になったストーリーをドラマでは現実的に取り扱ったと思う?それとも、あまりにも短期間すぎた?

b もうとっくにこのトピックには自制心を失っているよ。だけど、そう、私の好みとしては短すぎ。

Q: シェーンは、4つのシーズンを通して実に様々な感情を経験していくキャラクターだけど、あなた自身の経験をどんな風に取り入れているの?

ケイト: それはもう状況次第。だいたいの場合、シェーンの心の悩みって、私の人生で起こったことをさまざまに形を変えて反映しているよ。だから自分の人生での出来事を思い出すようにして、それをシェーンの体験へと映し出すんだ。

Q: 空いている時間はどんなことしているの?

ケイト: 毎日のことだよ。用事だってあるし、家を飾ったり、友達と過ごしたり、寝たり、Tivo観たり(ティーボ: アメリカで大人気のデジタルビデオレコーダー)、大それたことって別にしていないけど、自分が自分でいられる。

Q: エンターテインメントの世界で、女優業の他に自分の腕を試してみたいことってある?

ケイト: しいて言えば、プロデュースかな。実は少しだけやり始めていて楽しいよ。

Q: ファンや応援してくれている人たちに何メッセージは?

ケイト: みんなの辛抱強さと評価と誠実さに感謝しているよ。ファンのみんな無しではこのドラマは存在しないからね。

- 終 -

Photo: Thanks to Starry Constellation Magazine
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