Lの世界の世界 - The L Word

The L Word

~ 「Lの世界」 の世界 ~

対談: ローレル・ホロマン × アイリーン・チェイケン

ローレル・ホロマンが、シーズン4のティナの心情を解説している動画です。主に、エピソード8冒頭のベット宅シーンでのティナの心の動き、そしてヘンリーと付き合っていた頃のティナの内面について、ローレル自身の意見を交え、アイリーン・チェイケンを相手に語っています。一部不明なところがありますがご了承ください。(動画中に表示されているタイトルは、“Ep409”となっていますが、実際ローレルが語っている内容のシーンは、主に“Ep408”です。)

■ Laurel Holloman - Ilene Chaiken interview

(0:06)
アイリーン・チェイケン (以下アイリーン): では、ジェミィ(※)のエピソードから。ベットとティナの、このシーズン初めての大きなシーンがあるわね。
(※ ジェミィ: Ep408担当のディレクター)

(0:13)
ローレル・ホロマン (以下ローレル): そのシーン、本当にすごく難しくってジェミィのところに行ったわ。だって、それはまるでティナがベットのところに行って、何もかも自分の判断の過ちで、すべてを後悔していると懺悔しているシーンのようなものだったから。

(0:24)
ローレル: でも台本を読んで、それがそれほど大げさなことではないってわかったの。あの場面は、(次のステップに)扉が開かれた瞬間。ベットとの関係は最悪だったからね。

(0:35)
ローレル: それからとっても微妙なシーンでもあるのよね。ティナは気持ちを心に秘めていなければならないって状況の時でしょ。だからジェミィが、「慎重にね。ベットは付き合っている人がいるんだし、わかっているだろうけど、このシーンの頃、彼女は幸せなわけだから。」って言ったわ。そう、だからとても微妙なところ。でもどうしてか、ポロッと口に出しちゃうのよ。

(0:56)
アイリーン: あなたは、、、

ローレル: ティナは、あの場で言ったようなことを言うためにベットの家に行ったのではまったくないと思う。あの時は、ジェニーとの問題や彼女の脚本など仕事上の問題を話しに行ったんじゃないかな。

(1:09)
ローレル: お互い少し距離を置いていて、また別の人とのお付き合いがあって、お互い別々の道を歩み始めていて、子供の親権を共有している。そんな状況の中で、かつて住んでいた家に来て、座って、温かみを感じたりしたら、、、 まぁこれはよくあることだろうけど、長居しちゃうものよね。

(1:31)
ローレル: 他にないでしょ、元恋人と子供がいるなんていうシーン。ああいう絆を感じたら、気持ちはまた別の段階へと向う。

(1:42)
ローレル: 一方、ジョディが家にいると、アンジェリカはジョディに手話で答える。そういった光景は、その時点での状況をティナに悟らせている。思っていたよりもっと本気なんだなと。

(2:00)
アイリーン: 実のところ、そのシーンって、、、

(2:09)
ローレル:  不安と悲しみ。

(2:11)
ローレル: それから他の要因もある。例えば、もし実の娘が自分より彼女のことをもっと好きになってしまったらどうしよう、、、とか、もし、、、 というように、いろんなことが。

(2:26)
ローレル: 今起こっていること、、、 例えばベットはジョディを愛しているんだろうかとか、もうチャンスは二度とないんだ、、、とか。それからないものねだりの気持ちもあったりして。手に入らないものだと思うと、もっと魅力的に思えたりするでしょ。ティナにはそんな気持ちがあったと思う。

(2:47)
アイリーン: そうね。特に他人が欲しいと思っているものや持っているものはね。

ローレル: そうなの。そしてティナの方はそうはいかなかった。彼女はその時ヘンリーを選んだけれど、二人の関係はうまくいかなかった。その頃ティナがそんな選択をしたのは、気楽そうでハラハラ加減も少なそうだったからだわ。もっと気楽そうだし争いもないだろうと思ったのよ。でも実際付き合ってみたらうまくいかなかった。

(3:14)
ローレル: ティナはヘンリーと一緒にいた頃、家事に追われることもそれほどなく、納得のいく生活だった。仕事があったから忙しくしてたし、そうする余裕があった。

(3:27)
ローレル: ヘンリーはヘンリーで、仕事のことばかり話すような人でもなく、仕事が一番大事、というタイプではなかった。それでどうだったのかというと、ティナは初めて自分の居場所を見つけ、そんな関係もあるんだなと気づいたのよ。そんな生活を築くのは、相手が女性でも可能だったのかもしれないけど、たまたまそれがヘンリーとだったのよ。

(3:43)
アイリーン:  それでティナはそこに落ち着いちゃったわけね。そんな状況を変えるのは大変だし、特に付き合っているとなるとね。

(3:51)
ローレル: そうなの。深ーく、深ーく、ハマちゃったパターンだと思うの。その頃のティナにとっては、服従している感覚のない、そんなような関係にあることが必要だったのよ。

(4:10)
ローレル: 次のシーンでティナの内面の変化の核心部分は、本当に孤独を感じているということ。ただただ孤独。

(4:17)
ローレル: だって仲間たちと一緒にいることもないし、みんなは、ティナはヘンリーとよくあちこち行っていると思っている。でも実はそうではなく、同棲することもなかったわけで。そして二人の関係がうまくいかなくなった時、それはティナの求める関係ではもはやなかった。

(4:29)
ローレル: ティナは仕事ばかりしていたのだと思う。そして一人きりの時間が多かったのでは。

(4:35)
ローレル:  そして、女友達がいない寂しさを語る時に、、、
アイリーン: there is a lot of xxx in that scene with tina.

(4:41)
ローレル: そう。?????。 はじめのうち、ティナがあまり登場しないものだから、「ヘンリーと一緒に違いない。」とか、「ヘテロの世界に行ってる。」なんて憶測するのは簡単だけど、でも私は、ティナはバランスをとろうと模索中だったんだと思うの。

(4:58)
ローレル: 仕事を続けることと、稼ぐことと、子供に会うことのバランスをとろうと。そして一方、その男性とデートをしていたわけだけど、ティナは恋に落ちていないことに気づくのよ。

(5:11)
アイリーン: それはゲイとかストレートとかそういう問題だと思う?

(5:15)
ローレル: ロサンゼルスは孤独な街。気の合う友人を見つけるのは難しいわ。友達ができたら、真の友人を見つけて、その友情を手放しちゃだめ。これは実際、自分がロサンゼルスにいての経験だけど、本当にそうだと思う。

(5:29)
ローレル: ゲイかストレートかという問題なのかなぁ。もしアリスが突然、男性女性にかかわらず誰かと落ち着いたとしても、きっとまだ親友の一人でいると思う。結局は友人同士、実に助け合いのネットワークなのよ。

(5:42)
ローレル: グループ内の他のメンバーにとっては、ゲイかストレートか、ということなのかもしれない。で、ティナは、、、。

アイリーン: そうね、だれもが、、、

(5:50)
ローレル: ヘレナとシェーンはそうでもないと思う。

(5:54)
アイリーン: それは、、、

(5:57)
ローレル: ティナはあまり言わないタイプでしょ。言いたかっただろういくつかの場面でも、彼女は彼女らしかったわ。本来なら、「私たち何やってるの。」「ジャッジされたくないって言ってたくせに、今あなたはとジャッジしようとしているじゃない。」なんて言って口論すべきなのにね。

(6:13)
ローレル: でもティナという人間は、とじっくり考えてみると、物静かだし、「わかったわ。このことは今はこのままにしておく。争いごとにしたくないの。」というようなことを言うんじゃないかと思えた。実際そんなところが好きなんだけど。

(6:36)
ローレル: ティナは、まだいろんなことに悪気を感じているんじゃないかな。それが、「言ってやるー。」って強くでないもう一つの理由だと思う。彼女なら、きっと、「つらいけど、私が何か言い出すまでこのままなのね。私は私らしくいるわ。」というふうに考えるんじゃないかな。

(6:54)
アイリーン: ちょっとこれを、、、

(6:57)
ローレル: プレスクールのこと話してもいい? 結構激しい口論だったでしょ。ニューヨークにいる友人が電話してきて、「あのシーン見たけど、すごく良かった。もう信じられないほど、私がパートナーとやりあったのと、まさに同じなんだもの。あの通り。パートナーがティナで、私がベットだったわ。もうすべてに腹がたっちゃってさ。」って。

(7:19)
ローレル: ティナが一番恐れていることは、、、 あ、セリフを覚えていないけど、“幼稚園を上がる前のアンジェリカに、あなたのそんな過剰な上昇志向を押し付けさせないわ。” とかなんとか、言ったのよね。

(7:29)
ローレル: ティナには、成績トップで何でも一番になってというプレッシャーを子供に与えることが、最終的に子供の人格形成によくないという思いがあるのよ。

(7:44)
ローレル: 私たちが話しをしていた、、、 あ、私たち、この時キットのことを見ているのよ。ティナがキットに秘密を言っちゃうところね。ティナとしてはキットを傷つけるつもりはまったくなかったと思う。ただ本当のことを伝えようとしただけ。

(8:00)
ローレル: でもちょっとばかり行き過ぎたみたいね。私、個人的には、ティナはそこに行くべきではなかったと思うけど、ティナがしてしまったことは理解できる。

(8:12)
アイリーン: けれど、わたしは、、、
ローレル: でもティナって前もそうだったでしょ。それって、、、
アイリーン: でもティナは、キットは、、、
ローレル: 彼女はキットのことを思ったのよ。

 
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