Lの世界の世界 - The L Word

The L Word

~「Lの世界」 の世界 ~ 

This Just Out with Liz Feldman - キャサリン・メーニッヒ

By the article from AfterEllen.com
May 2008

リズ・フェルドマン (Liz Feldman) のトークショー “This Just Out with Liz Feldman” に初登場のキャサリン・メーニッヒ。最初から最後までケイトとシェーンをごっちゃにしたリズのおトボケが絶妙。

■ This Just Out with Liz Feldman: Kate Moennig

(00:00)
リズ・フェルドマン (以下リズ): 正直言って、次の方をこのキッチンテーブルに迎えて、わたしのこの隣の席に座ってもらうのを本当に楽しみにしていたんです。前にも言いましたが、彼女は最も象徴的・伝説的・典型的な空前絶後の “架空レズビアン” の一人と言えるでしょう。シェーン・マッカッチョン! あら、ごめんなさい。 ケイト・メーニッヒ!

(00:18)
リズ・フェルドマン: さぁ、さぁ。 OMG。 あなたなのね~。
キャサリン・メーニッヒ (以下ケイト): ハ~イ。 お会いできて嬉しい。
リズ: あなたなのね。 「Lの世界」のシェーンね~。
ケイト: ・・・っていうか、ケイトだけど。
リズ: シェ~ィニー、、、 シェーン。 ワ~ォ~。 オッケー。

(00:30)
リズ: シェーン・マッカッチョン。 シェーン・マッカッチョン、、、。 あなたの苗字は、なんでそんなに変な苗字なの? “ジョーンズ” とか “スミス” とかじゃダメだったの? マッカッチョンじゃなくちゃならなかったの?

(00:37)
ケイト: あっ、あ、あ、、、 それはキャラクターの名前で、自分で名付けたワケじゃないし、、、 だから、、、
リズ: それはいいポイントね。あなたのお父さんの名前がマッカッチョンで、お爺さんの名前がマッカッチョンで、、、 選ぶ余地がなかったのね。

(00:48)
リズ: で、シェーン、、、 あなたって、いつもセックスのことばかり考えているの?
ケイト: あのね、リズ、私の名前はケイト。 もしくはキャサリン。 普通みんなケイトって呼ぶんだけど。
リズ: わかったわ。 シェーン・ケイト!
ケイト: わかってくれれば何でもいいんだけど、でも普通、ただ “ケイト” だよ。

(01:03)
リズ: ちょっとばかり女たらしだと評判だけど、、、セックス・スクールに通ったの?
ケイト: えーっと、、、

(01:12)
リズ: いいわ、いいわ。ただ正直になってみて。
ケイト: 私は通ってないけど。
リズ: ええ。
ケイト: わたし、ケイトは通ってないよ。 でも自分がTVで演じている人は通ったかもね。 よく知らないけど。 それは私じゃないから。

(01:23)
リズ: オッケー。 よくわかんないけど・・・。 今のいま、この健全な関係を超えて、私とセックスしようなんて考えてるの? そんなこと考えていない?
ケイト: 今、この時ってこと?
リズ: インタビュー始まったばかりで、訊くには少しばかり早いけど。
ケイト: そうだね。 5分あげるよ。 5分経ったらまた訊いて。
リズ: 本気? だれか時間を計って。 ありがとう。

(01:44)
リズ: ビールでも出しましょうか?
リズ: だれか、シェーンにビールでも持ってきて。 お願い。 シェーンがビール欲しいんですって。 彼女に持ってきてあげて。

(01:52)
ケイト: リズ、リズ、、、 マジに、“ケイト” だから。
リズ: オッケー、オッケー、オッケー、オッケー。 いや、わかった、わかった、、、。

(01:58)
リズ: それでシェーン、どうして結ばれないの? どうしてなの? つまり、祭壇にカルメンのことを残してきちゃったでしょう。 その後カルメンとは会ったの? 彼女は HOT よね。 カルメンを見たことない人、あーたまらないほどHOTなのよ。 どうして、、、? 彼女とは話した?

(02:12)
ケイト: カルメンを演じたサラは、今はまったく別のドラマをやってるよ。「Lの世界」のことは、それほど考えていないと思うよ。
リズ: オッケー。

(02:23)
ケイト: わかってないでしょう?
リズ: え、何?  そうそう困ったことがあるんだけど、、、。
私はあなたの裸をもう見てしまっているけど、覚えている限り、私たちまだセックスしたことないわよね。これって変じゃない?
ケイト: そう言われればそうだね。

(02:33)
リズ: OMG、こっち来て。もっと近くにいて。わたしたち同じカメラフレームに入っているんだって確信したいの。 これでいい? どうかしら? これでいい???

(02:41)
ケイト: 私だってわかってくれているなら、、、 私は、ケイト。
リズ: わかった、わかった、わかってるって。
ケイト: わかってないよ。

(02:47)
リズ: さぁ、ビールがきたわ。 飲・ん・で。 飲・ん・で!
ケイト: リズのビールは?
リズ: ここにある。 もう半分飲んじゃってるんだけど。
ケイト: 飲みきっちゃいなよ。
リズ: そんな気分になっちゃったら・・・
ケイト: (笑)

(02:59)
リズ: あ、失礼。 前に話したけど、シェーン、あなた本はよく読む?
ケイト: あ~ん、、、 そうだね。
リズ: それは良かった。だって、ドラマではあなたが本を読んでいるのを見たことがなかったから。

(03:10)
リズ: 実はいま 『A New Earth』 という面白い本を読んでいるんだけど、それ読んだ?
ケイト: ちょうどその本を読み始めたところ。
リズ: ほんと? 
ケイト: Yeah~。
リズ: みんなその本、読んでいるのね~。 すごいわよね。

(03:21)
リズ: その本を読んでいるとき、私のこと想ったりしない?
ケイト: これからそうだろうね。

(03:25)
リズ: OMG。 ほらね。 この手、使って見て。 まずは言っちゃうのよ。 現在の時点で言ってしまうと、それが実際そうなって、言ったことが現実になるのよ。 これでもう本を読むときには・・・。

(03:32)
ケイト: いまそれを立証 (manifest) してくれたね。
リズ: その言葉 (manifestのこと) 好き。
ケイト: それを意図してたんじゃないの?
リズ: ところでそれって、わたしのお気に入りの言葉なのよ。 ほんとよ。
ケイト: それはすっごくパワフルな言葉だね。
リズ: 素晴らしい。

(03:42)
リズ: それで、あなたのお父さんは、みんなも知っての通りエリック・ロバーツ (Eric Roberts) だけど、、、。
ケイト: 違うよ。

(03:46)
リズ: ジュリア(※)ってどんな叔母さんなの? 誕生日のときだけプレゼントをくれるっていうような叔母さん? それとも、あなたが大変な思いをしているって知ったら、電話をかけてきたりするような叔母さん? わたしは叔母のこと大好きなのよ。
(※ジュリア・ロバーツのこと。エリック・ロバーツの実妹。)

(04:00)
ケイト: わたしは自分の叔母たちのことは大好きだよ。 ジュリアはその中に入っていないよ。 うん、わたしは叔母たちのことが大好き。

(04:03)
リズ: 彼女残念がるわ。 あなたって、ヒーローみたいっていうか、アイドルみたいっていうか、、、 わたしだけじゃなく、見ている多くの人たちがそう思っていると思うんだけど、わたしが言いたいのは、“がんばってね”ってこと。この娼婦が~。いつか娼婦って呼んでみたかったんだもん。

(04:26)
ケイト: でもわたしは娼婦じゃないよ。
リズ: どうして?
ケイト: だって、わたしはそんなようなことしていないし・・・。 リズ: わたしもしていない。

(04:35)
リズ: だれかペン持ってる? 誰かペン頂戴。 真面目に。 ペンが必要なの。 何人、、、 オゥ!  ありがとう。 見たでしょ。狂気じみた風に「ペンを頂戴」って言うと、狂気じみた風にペンをもらうことになるのよ。

(04:47)
リズ: これ、、、に、サインをお願いするつもりでいたの。 だれか、サインしてもらうつもりでいたあれ、頂戴! さきほどこのショーで、このV hole の絵を描いたんだけど、わたしの母のためにここに サインしてもらえる? あなたに首っ丈なのよ。

(05:01)
ケイト: 何それ?
リズ: いいから、いいから、、、。 それにサインして。
ケイト: みんなに見せられる?
リズ: 見せられない。  ほら、これ見てよ。 何だかわかってるくせに。 バレてるわよ。

(05:07)
ケイト: みんなに見せたほうがいいんじゃない。
リズ: わたしの母へサインしてくれる?
ケイト: わかったよ。お母さんの名前は?
リズ: えーっと、“リズ”。
ケイト: リズ? ほんと?
リズ: わたしの名前は彼女からとったの。

(05:25)
リズ: それから、わたしの祖母へこれにサインしてくれる? あなたに amazon (消去音)なのよ。
ケイト: まともじゃないよ。 そんなわけないでしょ。
リズ: そんなわけないって?

(05:35)
ケイト: おばあちゃんでしょ?
リズ: そうよ。 おばあちゃん、タチなのよ。
ケイト: (大笑い)  そうなんだ。オッケー。

(05:44)
ケイト: ここ “K” になってるけどね。 Kate(ケイト)の “K” だよ。
リズ: シェ~~ン。
ケイト: なんでもお好きにどうぞ。
リズ: オッケー。 もっと訊きたいことがあったらよかったんだけど。
ケイト: そうであって欲しかったんだけど。

(05:56)
リズ: わかる、わかる。 あなたがわたしを見る目でわかる。
ケイト: だって、リズはとってもチャーミングじゃない。 だからつい見ちゃうんだよ。
リズ: ほんと?

(06:05)
ケイト: そうだよ。わたしの名前をごっちゃにして、わたしのこと誰だかわからなくなっちゃって、、、 それってかわいらしいよ。
リズ: ほんと?
ケイト: Yeah~。

(06:12)
リズ: だって、シェーンが座ったときすぐに何かを感じたのよ。
ケイト: そうだったの?
リズ: そう、そんな感じ。 私を見る目でわかったわ。 それじゃ、まずはこのショーを終わらせなくちゃ。
ケイト: うん、そうだね。
リズ:  それで・・・

(06:26)
ケイト: そこでリズが終わるのを待っていようか?
リズ:  いいの?
ケイト: オッケー。
リズ:  ありがとう。 それって本気?
ケイト: 本気だよ。
リズ:  オッケー。

(06:35)
ケイト: 対談はこれでもう終わり?
リズ:  もう終わりよ。
ケイト: じゃ、わたしはもう立って行ったほうがいい?
リズ:  そうね。
ケイト: 楽しかったよ。
リズ:  ほんとにどうもありがとう。ハグしていい?
ケイト: もちろん。

(06:48)
リズ:  いい香りがする。 とってもいい香り。
ケイト: ありがとう。

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