Lの世界の世界 - The L Word

The L Word

~「Lの世界」 の世界 ~ 

『Lの世界』 最終シーズン6 正式製作発表

By the article from AfterEllen.com
March 2008

米国Showtimeは、『Lの世界(The L Word)』 のシーズン6の製作を正式発表した。

シーズン6は、全8話で最終シーズンになるとのこと。オンエアは2009年前半の予定。これにより “Lの世界(The L Word)” は、性的マイノリティに焦点をあてたテレビシリーズで最長のシリーズとなる。ちなみに、同じくShowtimeで以前に放送された「Queer as Fork」(男性同姓愛者を主人公としたテレビドラマ)は、シリーズ5までだった。

このシリーズの総指揮プロデューサーであるアイリーン・チェイケン氏は、「私たちが一緒になってやってきたこの長い道のりを終結させるチャンスをShowtimeが与えてくれてとてもうれしい。」と語った。

Showtimeのエンターテイメント代表取締役のロバート・グリーンブラット氏(Robert Greenblatt)は、 「“Lの世界(The L Word)” は、同性愛もののドラマとしてごく限られたマーケットを超えて画期的なテレビドラマシリーズだ。」と称賛した。

「『Lの世界(The L Word)』 は、Showtimeの主要人気ドラマだ。我々は、来年の最終シーズンが、卓越したものになることを楽しみにしている。またこのテレビドラマは、これからも様々な形で存在するであろう。」とは、Showtime CEOのマシュー・ブランク氏(Matthew Blank)談。

アイリーン・チェイケン氏は、シーズン6のストーリーを結末に導くアイデアを持ち寄る企画に、ファンの方たちも参加できるようなチャンスがあるだろうということを示唆した。どのような形でそれが実現するかはまだ明らかにされていない。昨年、“FanLib”と“The L Word”は、ファンによるドラマの脚本書きコンテストを主催したが、モーリー・フィッシャー(Molly Fisher)さんが優勝し、その内容はシーズン5のエピソード3“Lady of the Lake”の中に盛り込まれた。

シーズンを5つ経て今日まで、『Lの世界(The L Word)』 は、レズビアンに対する一般的な捉え方に、顕著で、そして願わくば永久的なインパクトを与えてきている。

いくつかのストーリー展開、特にトランスジェンダーのこととバイセクシャルな女性のことについては問題をはらんできたものの、『Lの世界(The L Word)』 は、総合的には悪いことより良いことのほうが多い。とりわけ、メインストリームの中にレズビアンの恋愛関係をもたらしていることは特筆すべきことだ。このように、レズビアンであることの烙印のようなマイナスイメージを払拭して、レズビアンとバイセクシャルの視聴者が自分たちのドラマだと言えるようになった。

レズビアンとバイセクシャルのキャラクターが民放から姿を消している状態が長く続いているが、これにより、ケーブルテレビが依然としてレズビアンとバイセクシャルのキャラクターが見られる第一の場所となっている。『Lの世界(The L Word)』 は、この5年間、小さなスクリーン上でレズビアンとバイセクシャルのセクシャリティを代表するリーダーであり、その再開はレズビアンとバイセクシャルの視聴者にとっては、うれしい限りのニュースであるに違いない。

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