Lの世界の世界 - The L Word

The L Word

~「Lの世界」 の世界 ~ 

インタビュー: レイシャ・ヘイリー 「女の子はみんなアリスもレイシャも好き!」

By the Airticle from shewired.com
October 2008

SW: すごく一般的な質問だけど、いつも知りたいことだから聞くわ。レイシャは、曲と詞、どちらを先に書くの?

レイシャ: それはその曲によるわね。わたしは、アコースティック・ギターで曲作りをするのが好き。

SW: アコースティック・ギターだと、カミラのエレクトロな音とかなり違うけど、彼女はどうなの?

レイシャ: (笑) いやー、わたしの使っている古い4トラックがあるけど、カム(カミラのこと)は、それを見てどうしていいのかわからなかったからねぇ。

SW: バンド名の Uh Huh Her って、P.J. Harveyのアルバムからでしょ。問題なくすぐ決まった名前? それとも何か他の候補もあったの?

レイシャ: バンド名がいっぱい連なった巨大リストがあったの。そこから選びに選んで3つに絞ったんだけど、“Uh Huh Her” はその中に残っていた名前の一つ。 その当時は、女3人組のバンドだったのよ。

SW: それでピッタリだったのね。 2007年の夏にEP盤をリリースしたわよね。結果的にCommon Reactionにもはいっている曲だけど、とっても素晴らしくて車の中で何度も繰り返しよく聞いたわ。

レイシャ: ありがとう。

SW: そしてその後、2008年の春にリリースされる予定だったCommon Reaction が8月発売に延期になったのよね。ついにリリースされたときの心境はどうだった?

レイシャ: ほっとした。クリスマス前にプレゼントを準備していて、5ヶ月もの長い間それを渡さずにしっかり持っていたような感じだったの。やっとそのプレゼントを渡し終えたわ。

SW: そういう例えって大好き。そういえば最近ツアーにでていたでしょ。アルバムの中の歌もやったのね。

レイシャ: いままでツアーで収録曲をやってきたけど、今回からはみんな曲を知っているわけでしょ。なんだか違う感触になりそう。

SW: Lの世界、ツアー、スピンオフのパイロットエピソードの撮影、それからLの世界の最終シーズンのプロモーション・・・ これらをこなしていくあなたのスケジュールがどうなっているのか考えてみたんだけど、来年の1月下旬まで休みがとれないでしょう。そんなスケジュールを考えるだけで疲れちゃうわ。レイシャはどうやってそれをこなしていくの?

レイシャ: わたしは、自分で自分を疲れさせているのよ。それは仕事のせいじゃないし、家にいないからでもない。わたしの人生の中で大きなプライオリティは、何とかして自分に関わる全てのことを最終的にロサンゼルスにもってきたいってこと。わたしにもとるべき責任とパーソナルライフと家庭生活があるから。

SW: 家庭から離れて寂しい思いをしても、ツアーをやっていきたい?

レイシャ:  前からそうよ。独特な感じがあるの。浮浪の旅に出ているジプシーとか遊牧民族みたいな気分よ。いい感じなのよ。

SW: いまのツアーは、The Murmurs の頃とは随分と違うものだと察するけど、昔は行き当たりばったりだったんでしょうね。ツアー用の専用バスなんかはあるの?

レイシャ:  今回のツアーはバスがあるわ。だからもっと楽になる。そこで眠れるし。

SW: トラックの停留所に寄るのは楽しい?

レイシャ:  とんでもない! たいていデイリー・クィーン (Dairy Queen) とかサブウィイ (Subway) があるけど、でもまだ怖い。 たまにいいおみやげを見つけたりするけどね。

SW: Long Haul のジーンズも売られてたりするわよね。いつも試着したくなっちゃうんだけど。絶えずコンサートをしに行くのが楽しみなお気に入りの会場とか街ってある?

レイシャ: 特定の場所ってわけじゃないのよ。見に来てくれた人たちの盛り上がり方によるわね。 一度カンサスにいた時にトルネードが来ちゃって、みんなして大学近くのバーに行ってひとかたまりになっていたことがあったわ。

SW: あー、それは聴衆者を知るいい方法ね。いま、もうすべて台本が決まっているテレビのシーズン6にとりかかり中よね。“Not a Love Song” のビデオはどうやって作られたの? ビデオってテレビとはまったく違う媒体よね。

レイシャ: 変よ。二人の人間になるなんて変。わたしとわたしじゃないわたし。変だったわ。

SW: それで、ビデオに出てくるユニコーンの意味は?

レイシャ: わたしたち、ファンタジーっぽいビデオを作りたかったの。だからファンタジーと現実の世界を調和させたのよ。それに見ていて楽しいものが欲しかったから。

SW: ビデオの中のレイシャとカミラはとっても夢幻的に映ってる。レイシャはわたしより2つ年下だけど、中学生だった頃、ユニコーンをあちこちで目にしていたのを覚えている?

レイシャ: すごくポピュラーだったのを覚えている。わたしはそんなにのめりこまなかったけど、姉は家中に馬を置いていたっけ。

SW: この質問はまったく自己中心的なんだけど、実はわたし、その昔 10,000 Maniacs の熱狂的ファンだったの。それでどこかでレイシャも彼らの大ファンだというのを読んだのだけど。

レイシャ:  わーぉ。信じられない!  わたしそればっかり聞いていたのよ。

SW: 本当? 彼らのあまり知られていないファーストアルバム 『The Wishing Chair?』 さえも持ってた?

レイシャ: ぜ~んぶ知ってる。

SW: 話が変わるけど、レイシャはわたしたちの新しいウェブサイト SheWired.com のプレミア・インタビューを飾るのよ。 SheWired.com は、自分自身のアイデンティティーにもっと流動的になれるようなサイトを目指して LesbiaNation.com を発展させたサイトなの。だからいまはSheWired ってわけ。レイシャは自分のセクシャリティを特定するのに、何か特に好んで使っている言い方ってあるの?

レイシャ: 特にないけど。そんなことを考えるのは一番最後にやることよ。人がわたしのことをなんて呼ぼうと気にしない。一応、自分ではレズビアンって言うけど。

SW: わかったわ。それで、、、っと、スタッフは私のインタビューのためにレイシャを撮影現場の外に出させてくれたけど、どんな些細なことでもいいから(シーズン6の)内容をちょっとだけでも教えてくれない? きっちりオフレコにするから。

レイシャ: (笑) それはトップシークレットよ。

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