- トップページ
- ...and more
- Interview
- アイリーン・チェイケン - The Final Word Part 1
シーズン6 放映終了後のインタビュー動画 Part 1。ドラマ開始当初の目標やキャストの魅力、またマックスの妊娠などについて語る。
(0:10)
『Lの世界』の当初の目標は何だったのですか?
まずは放送して人々に観てもらいたかった。メインストリームの視聴者たちの心を動かしたかったし、LGBT番組が常に疎外視されてきた風習を打ち破りたかった。
(0:28)
キャストの力が一番発揮されるのはどんなとき?
それは全員一緒のシーンの時。信じられないほどの力が生まれる。でも、全員一緒に仕事をしていると混乱しちゃうわね。みんなお互いのことがすごく好きだから、相互のやりとりがリアルになって、フィクションと現実の境界線はぼやけてしまい、みんな仕事をしているってことを忘れちゃうのよ。
(0:51)
ケイト・メーニッヒはセックス・シンボル?
パイロット版では、キャラクターの中で一番のセックス・シンボルとして書き上げたキャラクター。シェーンというキャラクターを演じきれる女優を探し出すのにナーバスになっていたわ。セクシャル・パワーのようなものを具象化できる女優を見つけ出すことはとても大変なことだから。それはゴージャスでなければならないという意味ではないの。ケイト・メーニッヒがゴージャスだというのは後からついてきた結果論であって、彼女、、、シェーンの場合、アンドロジニー的な要素があるといったようなことや、自分のセクシャル・パワーには無頓着で無関心といったような何か神秘的なものが生まれてきた。
(1:35)
ストーリーの展開にはどういったことを心がけていたのですか?
ほとんどのストーリーは、一つのシーズン内でやったわ。脚本家たちとストーリーを作り上げていくわけだけど、たまに内容が未来のことを映し出すようなことであったり、時にはイマジネーションにまかせて、今から2,3シーズン先のことを想定してみたり。でも基本的にストーリーの展開は、シーズンごとにしようって務めていたわ。
(2:00)
デートするならどのキャラクターと?
ベットとディナーの席でアートのことなんか話すのもいいわね。でも自分の作り上げたキャラクターとデートはしない。そんなのクレイジーでしょ。
(2:12)
なぜカルメンは最終シーズンに戻ってこなかったのですか?
カルメンには戻ってきて欲しかった。でもご存知の通り、彼女は他のテレビ局のドラマに出ているのよ。(そのドラマでは) 『Lの世界』で着ていたような素敵な衣装は着ていないけどね。これで質問の答えになってるかしら。
(2:27)
ターシャというキャラクターを作り上げたいきさつは?
私たちは、実に多くの同性愛者である軍人たちに会ってきたわ。そうしたら、ものすごく重要なストーリーだと思えてきた。『Lの世界』のイベントを開催すると、必ず誰かが私たちのところまでやって来て、自己紹介してから、「『Lの世界』が大好きなんだけど、軍に入っているので送ってもらったDVDでイラクで観た。」というようなことを言ってくれたの。こういったことは、私たちにとってとても意味のあることだった。私たちは、あのストーリーにしよう、このストーリーにしようと自問自答をしてきたわけだけど、これは共鳴を得られたストーリーだった。米国軍の同性愛者である軍人のストーリーは、私たちの世界にとって重要で上等なもの。
(3:05)
どうして一体全体、マックスを妊娠させてしまったのですか?
こういう質問の言い方って、このストーリーが、メインとなる数々のテーマの中から選ばれたものというより、まるで馬鹿げた選択だと言わんばかりの表現の仕方ね。マックスを妊娠させようと決めたのは必然的なこと。だってシーズン5の終わりには、彼は男性とセックスしていたわけだから。マックスとトムが実際どんなことをしていたかってことよ。そしてそれは、マックスが妊娠するのは可能なのかという疑問を投げかけたの。そのような疑問を提起したら、それは伝えなければならないストーリーとなったまでよ。
(3:43)
なぜ、ベットとティナはマックスの赤ちゃんを養子にしなかったのでしょう?
そう、ベットとティナはマックスの赤ちゃんを養子にしなかった。マックスには出産するのだという事実を受け止めて欲しかったし、楽しみにできるような希望とか、彼自信を受け入れてくれる関係、それに一緒に未来へ向かっていけるような何か、といった励みになるような結末を与えてあげたかったから。
(4:10)
結局、ジェニーは許してもらえたのでしょうか?
ジェニーは、高貴の気持ちを持って姿を消していったのだと思う。ジェニーは自分自身を取り戻したような気がする。まわりはそれをわかっていたのかどうか知らないけど。