Lの世界の世界 - The L Word

The L Word

~「Lの世界」 の世界 ~ 

第20回 GLAAD メディア・アワード “Special Recognition” 受賞

April 2009

4月18日、ロサンゼルスのノキア・シアター (Nokia Theatre L.A. Live) で、第20回 GLAAD メディア・アワードが行われた。

今年 『Lの世界 (The L Word)』 は、 Special Recognition を受賞。アイリーン・チィケン、ジェニファー・ビールス、キャサリン・メーニッヒ、そしてレイシャ・ヘイリーがステージに上がった。

GLAAD = The Gay and Lesbian Alliance Against Defamation とは、ゲイ・レズビアンがより正確かつ公平に扱われる事を目的に活動する団体。)

第20回 GLAAD メディア・アワード 第20回 GLAAD メディア・アワード

受賞要旨は以下の通り。(GLAAD より。)

ドラマ 『Lの世界 (The L Word)』 は、“ロサンゼルスに暮らすレズビアン・バイセクシャルのグループの愛とライフスタイルを描くドラマ” ということで、2004年、Showtime によりこの世に登場し、テレビ界における LGBT の認知度において新境地を開いた。

6つのシーズンを通して、視聴者を楽しませる一方、「結婚」「養子縁組」「Don't Ask, Don't Tell」「差別のない雇用均等」「トランスジェンダー問題」等のテーマを含む LGBT コミュニティが抱えるシリアスな課題を終始取り上げながらも、描写の許容範囲を広げた。次を見ずにいられないストーリーラインや、セクシーなロマンス、そして行き過ぎたきらびやかさ、といった要素があったからこそ、ファンのウェブサイトが数多く存在したり、国中のバーやリビングルームで毎週数え切れないほどの鑑賞会が開かれるほどのポップカルチャーの象徴となり得たのであろう。

エグゼクティブ・プロデューサーであるアイリーン・チェイケンによって生み出され、全体的に統一感を持った才能あるキャストたちを柱とした 『Lの世界 (The L Word)』 は、脚本家、ディレクター、俳優、クルーといったように、カメラの前に立つ人も立たない人も、関係者のほとんどがレズビアンかバイセクシャルであるという、数多くの傑出して女性をフィーチャーしているハリウッド映画/ドラマの中においてもユニークなドラマであるといえる。

世界中で好評を博したこのドラマは 39ヶ国で放映され、エミー賞をはじめ、NAACP イメージ・アワード、レオ・アワード、サテライト・アワード、そして GLAAD メディア・アワードで、ノミネートされ数々の賞を受賞した。

『Lの世界 (The L Word)』 は、レズビアン、バイセクシャル、トランスジェンダーの人たちの抱える問題を新しい形でゴールデンタイムのドラマに持ち込んだことにより、今年、最終話が放映される時には、ゲイでもストレートでも世界中の熱心なファンの人たちに、永続的なインパクトを残すことになるであろう。

第20回 GLAAD メディア・アワード

第20回 GLAAD メディア・アワード

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