Lの世界の世界 - The L Word

The L Word

~「Lの世界」 の世界 ~ 

レポート&インタビュー: 第19回 GLAAD メディア・アワード - ロサンゼルス -

BetteAndTinaForever article from L-word.com
April 2008

プレゼンテーションは続いていた。ショーの中盤、ジェニファー・ビールスとローレル・ホロマンが最優秀コメディ・シリーズにノミネートされた作品を発表するためステージに上がってきた。その時の模様がこちら。

■ Jennifer Beals and Laurel Holloman - 2008 Glaad Media Awards

(0:18)
ジェニファー・ビールス: ねぇ、また一緒になれてとっても嬉しいわ。
ローレル・ホロマン: 私たちまた一緒になって当然じゃない。(笑)

(0:26)
ジェニファー: え? つまり...。 私たちが話していること、同じことかしら?
ローレル: え? 私たちいつでも顔を合わせているじゃない。

(0:36)
ジェニファー: そうじゃないのよ。私が言っているのは、私たちのキャラクターのこと。ベットとティナのことよ。 二人はヨリを戻したでしょ。
ローレル: あーそのことね。わかったわ。

(0:43)
ジェニファー: 何のこと言っているの?
ローレル: そうね。シーズン6が決まって、それが最終シーズンということだけど、何がどうなるかまだわからないわよね。つまり、何でもあり得るってことよ。

(0:53)
ジェニファー: 最後は二人一緒に幸せに包まれてサンセット通りを走っていったりするのなんてどう?
ローレル: 視聴者たちが気を悪くしない限りはね。結局のところ、このレズビアンドラマのことばかりなので、今日このような場所にこられて、そしてGLAADメディア・アワードの最優秀コメディ・シリーズのプレゼンターをさせて頂いて嬉しいわ。

(1:07)
ジェニファー: このカテゴリーにノミネートされているドラマは、私たち皆が共有する共通の土台を思い出させてくれました。それでは、そのドラマとは・・・


k.d. ラングとシンディ・クロフォード

セレモニーは、他のアワードの発表が続いていた。亡くなったファッション・フォトグラファーのハーブ・リッツ(Herb Ritts)にパイオニア・アワードが贈られ、シンディ・クロフォード( Cindy Crawford)が、本人に代わってアワードを受け取った。彼女は、ハーブ・リッツが電話をかけてきて、雑誌Vanity Fairに載せるk.d. ラング(k.d. lang)の写真撮影の小道具(prop)になってくれと頼まれた時のことを話し始めた。後になって、実は理髪店のイス座って顔を剃っている最中のk.d. ラングにまたがっているシンディのことを撮影したかったことがわかった。ハーブ・リッツのサイン付のその写真の限定版は、ディナーの最中にオークションで買われ、多額のお金が動いたという。「はっきりといくらだったか覚えていないのよ。やわらかい鶏肉とおいしいデザートを堪能するのに忙しくて。朝の11時にクリームチーズを付けたベーグルを一つ食べたきり何も食べていなかったので、おなかがペコペコだったってわたしもう言いましたっけ...?」

ショーが終わった後、わたしたちは皆、その後のディナーパーティのため5階に移動した。ローレルの姿は見当たらなかったので、彼女はショーが終わってすぐに帰ってしまったのだと思った。ジェニファーはいた。同じテーブルには、アイリーンと他のラッキーな人たちが座っていた。

食事中、入札式オークションの結果が発表されていたが、私は入札しなかったので、ロンドン行きの旅行券二人分とタイのバケーションパッケージのこと以外、何があったのかも知らない。しばらくしてから一息入れにダイニングルームの外に出ていると、ジェニファー・ビールスが去っていくのが見えた。わたしは一緒に写真を撮ってもらえないかとお願いしてみた。今までジェニファー・ビールスに会っている時に、一緒に写真など撮ってもらったことなどない。いつも彼女の写真を撮るのに忙しいのだ。ジェニファーは急いでいたので、今度会った時に一緒に撮りましょうと約束をして終わった。その今度が明日だったらいいのに、と思ったのだった。

ディナーもほぼ終わりに近づいた頃、アイリーンはまだテーブルにいた。特に誰かと何かをしているわけでもない様子だったので、彼女のテーブルの方へ近づいて行き少しだけ話をした。わたしは、自分も含めファンが「Lの世界」というドラマにどれだけ感謝をしているか、そして最優秀賞がもらえなかったことは残念だったということを伝えた。アイリーンは、「受賞はできなかったけど、それは別にいいのよ。二人はただこの場に来て、見てもらえただけでハッピーなんだから。」と答えた。わたしは手短に、“TiBettianism(この言葉の特許を出願中)”という造語を考えたいきさつと、どれだけベットとティナのことが大好きか、そしてアイリーンがすべてのTiBetters(ベットとティナのファン)をハッピーにしてくれたということを話した。アイリーンは、「二人は素敵なカップルだわ。」と言っていた。

2週間後に、GLAADアワード式典の一部が今度はサンフランシスコで行われるが、そこでアイリーンは表彰を受けることになっている。そしてジェニファー・ビールスは、プレゼンテーターの1人として出席する。

- 終 -

Photo: Thanks to glaad.org

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