Q: デイナのことがでてきたけど、デイナの死や、デイナとアリスの破局についてはどう思った?
レイシャ・ヘイリー: ケイトと私は、エリン(デイナ役)と今でも親友だから・・・
キャサリン・メーニッヒ (以下ケイト): 本当にがっかりした。
レイシャ: 実際エリンが電話してきた時、冗談を言っているんだと思ったの。今度のシーズンでは誰がクビをきられるんだろうね、なんていうジョークはいつも言っていたから。エリンは、「そうなのよ。私殺されちゃうの。」って言ってたわ。
ケイト: エリンが話してくれた時、わたしは素晴らしいストーリー展開だと思うよって言ったんだけど、それから、、、(笑)、それが実際どういうことなのか理解したんだけどね。「いいんじゃない。素晴らしい死のシーンを演じられるよ。」って思ったんだよね。
レイシャ: 脚本家たちが何を伝えたいのかある意味理解できる。だってあまり人気のないキャラクターが亡くなっても、そんなに大きなインパクトはないわけでしょう。それに実際の人生でも起こりうることだし。誰かに悲しい出来事が突然襲ってきてショックを受けることだって時にはあることだわ。
ケイト: 他国で撮影しているからか私たちはいつも一緒だったので、個人的レベルではエリンがいなくなるなんて嫌だった。とても仲が良かったから、エリンが撮影現場からいなくなるのは本当に悲しかった。
レイシャ: いまだにそうよ。いまだに「エリンがいなくて寂しい!」って嘆いているわ。
ケイト: そうなんだよね。エリンがいなくなってから毎年言っているよね。エリンはオリジナリティがあって、彼女は唯一の彼女なんだ。世界で最も素敵な女性のひとりだね。
Q: お二人とも、まったく違った恋愛関係を演じていますね。ターシャとアリス、デイナとアリス、そしてシェーンとカルメン、シェーンとペイジというカップルで。個人的に好きだったカップルはありますか?
レイシャ: とくにお気に入りというのはないわ。確かにエリンと共演するのは大好きだったけれど、ターシャ役のローズとの共演も最高だった。ただキャラクターに関して言えば、アリスとデイナのほうがしっくりきたかな。ターシャとアリスというカップルはあまりピンとこない。
ケイト: (皮肉っぽく) シェーンとペイジの関係は、ただセックスだったんじゃないかなあ。(笑) まぁそれは冗談として、カルメン役のサラとは長い時間を一緒に過ごして、彼女のことがとてもよくわかった。とてもいい共演ができたよ。ペイジとの関係に関しては・・・、なぜアイリーンがそのようなストーリーを展開したのかと・・・。思うに、本当に大事なことを進めていく前の中継地みたいな妥協点を見出すような時期って、だれの人生にでもありそうなことだからなんじゃないかな。はじめからわかっていたんだけど・・・。
レイシャ: 二人は夕日の中、一緒になんて歩かなかったでしょう。
ケイト: そうだね、そんなこと一度もなかったし、そのこと気づいていたよ。明らかだね。だから私のお気に入りのカップルはカルメン。サラのことは知り合ってもう2年以上だし、彼女はおもしろい人だよ。
Q: 二人の相性はとてもよかったのですね。
ケイト: おもしろいことに、サラと私って撮影現場ではいつも一緒にいたけど、撮影現場の外で遊び歩いたことはないんだ。サラはいつも自分のことをやっていたし・・・
レイシャ: おしりを引き締めるワークアウトとかね。(笑)
ケイト: そうそう、彼女はおしりを引き締めるワークアウトをしていたり、ボーイフレンドと会ったりしていた。だから撮影現場にきた時に、私たちは盛り上がっていたんだ。
Q: (レイシャに向かって) アリスとターシャの関係はあまりピンとこないって言ったけれど、それはどうして?
レイシャ: そうね、はじめは、まったく正反対の二人が惹かれあうというアイデアは素晴らしいと思ったの。そういうのって実際あることだし、とても魅力的なことだから。でも、雲行きがあやしくなる時ってくるの。それは二人の違う部分が障害になって上手くいかなくなったりとか。だから、ダナが亡くなって以来、アリスにはパーフェクトな彼女を見つけて欲しいのよ。私は期待しているわ。(ケイトに向かって)ねぇ、どう思う? 今年そんなチャンスあるかしら?
Q: 「パーフェクトな彼女」と言ったけれど、最初の何シーズンかでは、アリスはバイセクシャルであることが強調されていたけど。
レイシャ: バイセクシャルだったっけ? 覚えてないわ!(笑)
Q: でも今は、アリスは女の子を探していると思う?
レイシャ: そう思うわ。でもご存知のとおり、アリスの相手を同性愛ものにしたくないかどうかってわたしが決めることではないから、どうしようもないことでしょう。もしかしたらピッタリの男性が現れるかもよ。わからないわよ。そんなことすっかり忘れていたけど、私きっと忘れるように仕込まれているのね。(笑)
Q: アリスの性的嗜好は変えられたのね。ではティナはどう?
レイシャ: そうそう、アリスはそのティナの関係を見ているのは好きじゃなかったんだわ。
Q: ティナってどうしたんだっけ?
レイシャ: ほら、ヘンリーと。
Q: どんな形であれ、ティナとベットに元に戻って欲しいというファンはまだ根強いみたいですね。
レイシャ: え、そうなの?
ケイト: そういうファンたちを何て言うんだっけ? “T Bette-ers(ティベッターズ)” だっけ?
レイシャ: Ti-Bette-ers(ティーベッターズ)よ。
ケイト: で、シェーンとジェニーが、ShEnny(シェニー)でしょ。私自身もShEnny(シェニー)の大ファン。
Q: そのShEnny(シェニー)のファンたちは、シェーンとジェニーに一緒になってもらいたいのかな?
ケイト: 私が知る限りそうみたい。先日ミアとも、「ファンの人たちは、わたしたちのキャラクターが一緒になってほしいみたいだよ。」って話していたよ。私も二人に一緒になってもらいたい。
レイシャ: (ケイトの髪の毛にちょっかいを出しながら) あっ、白髪見つけた。
ケイト: 1本あったらそのへんにはまだあるものだよ。本当だよ。
レイシャ: わたしもシェーンとジェニーには一緒になってもらいたい。ふたりが一緒にいるところとか可愛い。
Q: シェーンとジェニーの友情関係の発展はとてもいい感じだったわ。二人ともすごく人間ぽかったし。
ケイト: 私もそう思う。二人の関係って、時間をかけて築き上げたタイプの数少ないうちのひとつだよ。
レイシャ: そうね。