Q: シェーンがまたストレートの女の子と恋愛関係になるという設定を再びやろうとしているのが興味深いんだけど。
キャサリン・メーニッヒ (以下ケイト): 彼女は別なんだよ。今度のストレートの女の子は、ステレオタイプじゃないんだ。そのキャラクターの描かれ方と、それを演じている彼女のどこが気に入っているかっていうと、とってもドライで嫌みっぽくてウィットに富んでいるところ。それに、すぐにあきらめたりしないでタフなところ。強いキャラクターなんだよ。
レイシャ・ヘイリー: 彼女は別よね。
ケイト: そうそう、彼女は別。まず初めに、嫌みっぽくしている段階でもう気持ちが通じ合っていたんだと思うよ。だって彼女はウィットに富んでいて、それがどんなときでも魅力的な人だから。
レイシャ: そういうキャラクターってアリスのこと思い出させるでしょ。あなたが本当に惹かれているアリスのことを。
ケイト: そうだよ。だって知ってる? シーズン19で、アリスとシェーンがくっつくって。
Q: シーズン6がリリースされるかどうか、もう知っているの?
レイシャ: 知らないわ。ただショータイムは、5シーズン以上のドラマシリーズをやったことがまだないの。
ケイト: 私も知らない。でもリリースされないとも、まだ公表されていないよ。
Q: (ケイトに向かって) こんなにセクシーで魅惑的に描かれるブッチや中性的なキャラクターってあまり見ないでしょう。今回シェーンが趣向を変えて、ホットなブッチのイメージになったことについて、ファンからのメッセージはたくさん届いている?
ケイト: 私は、シェーンはブッチだと思わないんだけど。
Q: じゃぁ、中性的?
ケイト: 私は、一度もシェーンをブッチとして演じたことはないよ。沢山の女性と寝ているからブッチだというならまだわかるけれど。でも私はシェーンがブッチだと思ったことはない。
Q: シェーンを中性的と見るならば、ターシャのようなキャラクターがもっとブッチっぽいのかな。
ケイト: うん、そうだと思う。シェーンをブッチだと思ったことはないし、実際、シェーンがブッチと呼ばれるのもあまり好きじゃない。シェーンをブッチのカテゴリーに当てはめてしまうのは、明らかに単なるステレオタイプだと思うし、それに彼女はまったくそうじゃないでしょ。アンドロジナス(中性的)って言うんならいいと思うけれど。
このドラマのテーマはファッション。それが苦情を受ける部分でもあるし、絶賛される部分でもある。このドラマは流行の先端をいってて、キャラクターは全員素敵。仕事がないキャラクターでさえ素敵なんだから。ウエストから下って撮られることがないから、みんな見ることはないだろうけど、出演者は高価なドレスやジャケットや靴を身に着けているよ。みんな靴のことなんか考えたこともないでしょう。
流行の先端をいってるドラマだから、何がエキサイティングなのかって、今までみんなが抱いていたステレオタイプを一新してしまったことだよ。だからこそ、ゲイコミュニティーにとどまらず、他のコミュニティーからも、私たちがステレオタイプを演じていないからおもしろいのだという意見をもらっているよ。それって、私たちの着こなしを真似したスタイルや美的感覚が広まってきていることにも大いに関連していると思う。それぞれのシーズンがそうだったように、もっとそうなってくるよ。すべては流行に基づいているんだと思う。
Q: (レイシャに向かって) Uh Huh Her(レイシャが属しているバンド)の次のCDは、いつでるの?
レイシャ: 冬の間、曲を書き溜めるスケジュールなんだけど、レコード契約のこともあるわね。
Q: ツアーももうすぐ始まるの?
レイシャ: そうなの。日程は “MySpace”に載っているわ。
Q: 嬉しい。昔のCocteau Twinsを思い出すのよ。
レイシャ: みんなそう言うのよね。だけど、知ってる? 私そのCocteau Twinsのこと知らなかったの。
Q: (ケイトに向かって) 映画 “Remorse” に出演するそうだけど、それについてちょっと聞かせてくれる?
ケイト: 私の出身地のフィラデルフィアでの撮影だからすごくエキサイトしてる。心理スリラー映画なんだけど、私はそれ系の映画をいつもこっそり観ているほど好きだから、出られて嬉しいよ。
レイシャ: ケイトはひっきりなしに、私にホラー映画を見せようとするの。
ケイト: 私は映画の中で、怖くて怖くて暗い家の中を走り回ったり、たぶん叫び声をあげたり、そんな感じ。
レイシャ: 実生活でそれ一緒にやってあげるよ。(笑)
Q: お二人とも、いろいろとお話してくれてどうもありがとう。
レイシャ & ケイト: Thank you!!
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