Lの世界の世界 - The L Word

The L Word

~ 「Lの世界」 の世界 ~

インタビュー: ローレル・ホロマン

By Karman Kregloe article on AfterEllen.com
January 2008

ローレル・ホロマン

「Lの世界」もシーズンを5つ経て、ローレル・ホロマンのキャラクター、ティナ・ケナードは、一生分のレズビアンドラマを体験してきた。いくつもの別れ、やり直し、ベイビーのこと、ボーイフレンドのこと、機能不全に陥っている映画撮影現場で手腕を振るうキャリア・ウーマンになったことなど、様々な経験を経て、ローレル・ホロマンは、今度のシーズン5はシーズン1以来のお気に入りのシーズンだと語った。

シーズン5の前の数シーズンで、ティナの態度にイライラさせられたファンに、「ティナのことを見捨てないで。いま答えを見つけ出そうとしているから。」と、ローレル・ホロマンは訴える。

ここ数年、ローレル・ホロマンは、「Lの世界」と家族 (彼女はプロダクション・デザイナーのPaul Macherey氏と結婚して、3歳になる娘ローラ(Lora)の母でもある) のことだけに重点を置いてきたが、鋭いレズビアンの映画ファンなら、彼女が一躍有名となった1995年の映画 “The Incredibly True Adventure of Two Girls in Love (2ガールズ)” で演じた子供っぽいブッチのランディ・ディーン(Randy Dean)役を思い起こしていることだろう。ローレル・ホロマンはまた過去に、テレビドラマ “Angel” のシーズン3で、吸血鬼ハンターのジャスティン・クーパー(Justine Cooper)を演じるなど、少なくとも25本の映画に出演している。

わたしは、「Lの世界」シーズン5のプレミア・パーティの前に、陽気でフレンドリーなローレル・ホロマンと話をした。彼女は、ティナのストーリー展開のこと、ランディ・ディーンの役をどう演じるか勉強したこと、“Angel” では全力を尽くして演じたこと、そして実生活で女性に心をときめかせた経験などを包み隠さず話してくれた。


Q: あまり詳しく話せないのはわかっているけど、今度のシーズン5でティナにどんなことが起こるのか、ヒントだけでもいいから教えてもらえる?

ローレル・ホロマン: シーズン5でのティナは、映画のプロデュースという仕事に全力投球するの。そのストーリー展開はとってもエキサイティングよ。そこにはたくさんのドラマがあって、ティナはミア・カーシュナー演じるジェニーと対立関係になってしまったり。とにかく最高のストーリー。撮影中はとっても楽しかった。ミアと一緒に仕事するのは大好き。いい仕事ができたと思う。

そう、だからシーズン5は、そのジェニーとのことがあったり、デートもするし、それにご存知の通り、ベットとティナの関係のこともあるわ。具体的には話せないけど、最高の内容よ。昨年、ベットとティナが友達関係になっていく過程をあなたもご覧になったでしょ。二人はとっても傷ついていたから、そのプロセスが必要だったのだと思うの。引き続きシーズン5でも友達関係のままだけど、お互い歩み寄って心の内を話し始めるわ。そしてジョディのこともそれに色々と絡んでくる。これ以上は話せないけど、素晴らしいストーリーなの。今のところ、一番お気に入りのシーズンだわ。

Q: それは素晴らしい。

ローレル: おそらくシーズン1と5が、私のお気に入りのシーズンだと思う。

Q: 昨年の5月に、GLAAD (The Gay and Lesbian Alliance Against Defamation = ゲイ・レズビアンがより正確かつ公平に扱われる事を目的に活動する団体。) で、あなたに会った時に、ティナはヘンリーとの場面が多かったので、昨年は撮影するのが本当に難しかったと言っていたわよね。

ローレル: あー、そうだったわね。でも見方によればもっとオフの時間があって、私は家族と一緒の時間を楽しんでいたわ。それである時、「アンサンブルだ」ってわかったのよ。何事も回りまわって戻ってくるんだってね。それで私は、ヘンリーとティナの二人の関係をもっと探求して欲しくなったの。なぜティナが別れる決心をしたのか、またなぜうまくいかなくなったのか視聴者に理解してもらえるように。私としては、そのことについては描写できたと思う。

常にもっと探求したくなるのは俳優だから故でしょうね。視聴者はヘンリーのことをあの頻度で見たいとは思っていないわけでしょ。私もその気持ちすごくよくわかるの。ティナが登場しないシーンで起こるどんな出来事にもついていけるように、たとえそれが脚本に書かれていないことでさえも、アイリーン(総指揮プロデューサー)にできるだけ質問をしたわ。だから最終的には筋が通っているでしょ。そうできたと思うんだけど。

ジェニファー・ビールスとローレル・ホロマン

アナベラ・シオラ(Annabella Sciorra)演じるケイト・アルデンと波打ち際を歩いているシーンで、ティナとヘンリーの関係がすでに破局に向かっていることがわかると思うけど、ティナはベットに対して、いまだにとてつもなく強い感情を持っていることは明らかなの。ベットとティナはある種、反動的な振る舞いをするんだけど、本当はどんな思いでいるのかとか、どんな態度をとっているかとか関係ないのよ。でもそれって、人間っぽいと思うわ。

Q: そう思うわ。それでティナはシーズン4の最終話で、結局ケイト・アルデンといちゃついていたわけね。彼女はまた登場するの?

ローレル: それは・・・ ドラマってことで。でも今度のシーズンは、もっと中心的キャラクターや、オリジナルキャラクター、そしてそういったキャラクターたちの友情関係や恋愛関係に焦点を当てていると思うの。ティナは核となるグループに戻って、さらにハッピーなのよ。もっと良い状態になって古巣に戻ってきたって言えばいいかしら。

私にとってシーズン1と5は、すべてを挟み込んでいるブックエンドみたいなものなの。ティナが自分自身を見失っていた時期があったけど、今シーズンはティナを演じるのがもっと楽しいわ。彼女はもっとしっかりしてきたし、仕事も絶好調だし、やっと元恋人(ベットのこと)との関係も不安定でなくなるからね。それに、言ってみるならば、再び仲間として迎え入れられるし。何のこと言っているかわかる?

Q: ええ、もちろん。それは素晴らしいことだわ。

ローレル: 彼女は彼女の思うとおりにやっていくわ。いま言えるのはそれだけ。

Q: ティナのストーリーをどう展開していくかといった提案はするの?

ローレル: ストーリー展開にはあまり提案したりはしないわ。でも、「あらら、おかしいんじゃない。」っていうくらい目立ったものがあったら、アイリーンやアンジェラ・ロビンソン(Angela Robinson)には言うの。でも今年は脚本が素晴らしかったし、よく書かれていたわ。それにRose Trocheも戻ってきて1エピソードだけ監督してくれたの。ワクワクするようなエピソードになること間違いなし。

本当にいいシーズンだという感覚がした。わたしはただ無心に現場に行き、できる限りの力を振りしぼって演じたわ。アイリーンは本当によく耳を傾けてくれるし、今年、彼女は2つのエピソードを監督したのよ。彼女と一緒に仕事をするのは最高よ。アイリーンは何がどうなっているのかわかっているから、質問したいことがあったら、まず彼女のところに聞きに行くの。彼女は脚本も書き、それがどう演じられるべきかしっかりとしたアイデアを常に持っているので、彼女が監督したそれぞれのエピソードは、より良くなるのよ。思うに、きめ細かく丹念に熟考されているし、何より彼女にとても身近な内容だからでしょうね。

だからその点については、変わって欲しいことは何一つなかった。もし何か急に思いついたようなことがあれば、アイリーンはきっとそれをやらせてくれるでしょう。撮影現場にはいい感じの自由さがあるし、私がリフレッシュできる場所でもある。時には、何かに挑戦したらうまくいかなくて、次のテイクで違った感じに撮影できたり、時には、何かに挑戦したら、おもしろいものが取れて、気分最高だったり。そういったことは、アイリーンの寛大さによるものだと思うし、それにジェニファー(ビールス)も私もいくつもアイデアを持って参加して、できるだけ多くの質問をしているからだと思うわ。その結果、私たちはあれだけ強烈なヒストリーを作り上げてきているのよ。アイリーンと一緒に仕事をして、新しいものを見つけていくのって最高だわ。

Photo: Thanks to AfterEllen.com

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