米国で最終シーズン6 エピソード1 開始前に放映された特別番組『The L Word - Final Special』(6分割)
Part 1 Part 2 Part 3 Part 4 Part 5 Part 6
The L Word - Final Special Part 4
(0:00)
ビーチ: この指令は、同性愛品行により米陸軍部隊からの除隊を薦めるものである。
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アイリーン・チェイケン: (同性愛弁護グループの)サービスメンバー・リーガル・ディフェンス・ネットワークは、ファンドレイジングの祝宴に私たちを招待してくれたの。その時の人々のローズへの反応は、他の何にも増して皆の心を動かしたわ。
(0:15)
ローズ・ローリンズ: 皆さん、これが私の初めてのスピーチです。我慢して聞いていてください。
(0:21)
アイリーン・チェイケン: 男女共々、大勢がローズのところに駆け寄ってきたけれども、その多くはユニフォームを着た軍人で、彼らは突然ワッと泣き出した。そしてローズに向かって、気品があって向上心のあるターシャのようなキャラクターによって、自分たちの直面するストーリーをテレビで描いてもらえるなんて、夢にも思わなかったと言った。
(0:43)
ローズ・ローリンズ: ありがとう。特に 'don't ask, don't tell' ポリシーに苦悩している男女共々ゲイの人たちへ。勇気と信念の元にあなたの人生を歩んでくれてありがとう。そして私たちにそのあなたのストーリーを語らせてくれてありがとう。
(1:00)
ターシャ: 今この国で、個人の自由が奪われるのは大きな間違いです。そして、無実である私の愛する人が、まるで犯罪者のように尋問されるのも間違っていると思います。
(1:14)
デイビス大佐: 誰について語っているのですか、キャプテン・ウィリアムス?
(1:17)
ターシャ: アリス・ピエゼッキです。大佐。
(1:19)
ローズ・ローリンズ: これはよくある問題なので、大勢の人にわかってもらえると思う。この問題に立ち向かっている人は数多くいる。私には衝撃的だった。
(1:31)
ローズ・ローリンズ: 人生は芸術の模倣なのか、またはその逆なのか、私たちはあなたたちと共に立ち上がって、“don't ask, don't tell.” ポリシーを終わらせるために、ストーリーを伝えていきたい。
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コメンテーター
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(4:41)
パワフルなキャラクターたちを携さえ、何もないところに登場したドラマ 『Lの世界』。この突然の認知度の影響力の大きさは、ファンコンベンションやメッセージボードで、ドラマの制作側へも明らかとなっていった。
(4:54)
デイナファン: 下着にサインしてもらえますか?
トーニャ: フェアバンクはこれからアポがあるのよ。失礼。
(5:01)
エリン・ダニエルズ: スーパーで後をつけられていると思ったら、ある女性が私の方に近寄ってきてこう言ってくれたの。「私にとってこのドラマはすごく意味あるものだということをただ伝えたくて。母親を座らせて一緒にドラマを見てもらって、こういうドラマは好きかどうか聞いてみたの。そうしたら、“いいと思うわ” と言ってくれたので、私は、“それはよかった。だって私がそうだから。”って母親にカムアウトできたのよ。」と。このドラマにはパワーがあると思ったわ。
(5:23)
ダニエラ・シー: 本当の自分をださない大きな理由は、家族に拒絶されるから。 (一部不明にて、省略)
(5:39)
キャサリン・メーニッヒ: 1年半ほど前にこの小規模のドキュメンタリーをやったんだ。ニューヨークに行って、全員がゲイである子供たちのグループをインタビューした。彼らは状況の度合いは様々であれ、皆ホームレスでね。 素晴らしい経験だっただけでなく、ドラマがインパクトがあるものだということを実感した。彼らは度合いこそ様々であれ、ドラマは自分たちを救ってくれたと言ってくれた。私は、良かったって思った。だってそこにドラマが放映された意味があるから。そんな出来事があって、私は自分の仕事を果たしたんだって感じられた。
(6:04)
ジェニファー・ビールス: 夫があるパーティに招かれた時のこと。帰り際、夫のことを待っていた若い女の子が、「これをあなたの奥様に渡してもらえますか?」と言って、この手紙を差し出してきたらしいの。そしてもちろんのことだけど、私はその手紙を読むや否や泣き出してしまった。その手紙には、ドラマのお礼と、彼女にとってドラマがどれだけ意味を持つものであったか、そしてそれがいかに命綱であったかというようなことが綴られていたわ。私がドラマをやってあげたかったのは、彼女のような女の子たちのためであって、手紙をくれた女の子は、その象徴のような子だった。誰かの手助けができてすごく光栄に思えたわ。
(6:41)
ローズ・トローシェ: どれだけの人が、と考えると信じられないほど。それは、北米だけでなく、全世界に広がっているから。
(6:50)
アンジェラ・ロビンソン: 東京で彼女と一緒にレズビアンバーに行った。
(6:57)
レイチェル・シェリー: ロンドンで、マルタ共和国から旅行で来ていたファンの方と会った。
(7:05)
アンジェラ・ロビンソン: アメリカ人の女の子が入ってきて、私を見るや否や、「“Lの世界” を作っている人ね!」
(7:11)
レイチェル・シェリー: マルタ共和国では、仕事上ゲイであることをオープンにすることはできないと、その人は言っていた。
(7:15)
アンジェラ・ロビンソン: 『Lの世界』は、まだ日本に上陸していなかったけど、誰もがオンラインで見れるし、大晦日にはコミュニティの集まりみたいなものがあったのよ。
(7:23)
レイチェル・シェリー: 彼女にとっては、すごく大きな意味を持つことだった。私にとっても始めのうちはそうだった。多くの人々にとって、特にそういう状況の場合、とてつもなく大きな意味を持つことだってわかったわ。
(7:36)
アンジェラ・ロビンソン: これは、世界中に広がっているのよ。
(7:40)
ローズ・トローシェ: そんな風に考えたとき、一人でいる寂しさが少しでも減ったなぁと感じてくれる人がいたら、大きな意味がある。
(7:51)
ダニエラ・シー: 小さい頃からテレビを見ていて、自分みたいなのはいないって思っていたのに、突然テレビの中に自分みたいなのを見つけたって感じ。自分たちの社会にとっては、本当にパワフルなこと。
(8:02)
日曜の夜は、大なり小なりグループとなって一緒にドラマを見るために友人たちが集まる機会となった。
(8:08)
キャサリン・メーニッヒ: 誰でも友人たちと一緒になって、同じ時間を過ごしたり秘密めいたことを共有したりできるんだよ。つまり、普遍的なテーマの一つってことさ。
(8:16)
人が多ければ多いほど、楽しいことはもっと楽しくなる。
(8:19)
エリン・ダニエルズ: 私は友人たちと集まっては、“90210” や “メルローズ・プレイス” を観ていたわ。
(8:25)
アイリーン・チェイケン: 何年も、私には 『Lの世界』 のパーティのお誘いがなくて愚痴を言っていたけど、ついに Falcon がロサンゼルスの日曜の夜に人が集まれる場所となってくれたの。
(8:35)
パリス・ヒルトン: 日曜の夜ね。ガールズたちのために来たわ。
(8:39)
パム・グリア: 何千人もの人たちがやってきて、スクリーンに向かって大声で叫んだりしてたのよ。
(8:43)
ローズ・トローシェ: だいたいみんな、シアターに来たような感覚みたい。映画を観にやって来たって感じ。
(8:48)
マーリー・マトリン: 女の子たちのグループがいて、私はその隣に座っていたんだけど、彼女たちは私に気が付かなかったの。私は彼女たちが何をしゃべているのか口の動きを読んでみたわ。そうしたら、ジョディファンかティナファンかどっちかっていうことを話していた。
(8:57)
ベット: 乾杯しましょう。
(9:01)
マーリー・マトリン: 彼女たちは、まずい! って感じで気がついたので、私は、「ハーイ。私よ」って。でもティナファンたちは、私がそこにいてもティナファンのままだった。
(9:10)
アリス: ジョディ、やっと会えて嬉しいわ。
(9:12)
レイシャ・ヘイリー: (そういうパーティにいくと)何が嫌われていて、何がおかしく思われているかわかるわ。
(9:14)
女の子たち: Shane, Shane,
シェーン: Drive, drive, drive!
(9:20)
レイシャ・ヘイリー: 一番盛り上がった日曜日の夜は、ケイトの家に集まった時。
(9:22)
キャサリン・メーニッヒ: 私も料理したし、ローズも料理して、、、 全員で協力したらすごくおいしいものができたよ。
(9:27)
レイシャ・ヘイリー: そして、自分たちでも笑っちゃってるのよ。