米国で最終シーズン6 エピソード1 開始前に放映された特別番組『The L Word - Final Special』(6分割)
Part 1 Part 2 Part 3 Part 4 Part 5 Part 6
The L Word - Final Special Part 5
(0:00)
ミア・カーシュナー: このドラマで触れた課題はたくさんあるけど、どこに行っちゃったんだろうっていうようなものもある。
(0:05)
レイシャ・ヘイリー: 現実の世界では、大きな問題や課題になるのに、ドラマではそういったことがあっという間に消えちゃったり。 それでもう次の日の朝には、プラダのドレスを着てプラネットに現れたりしちゃうのよ。再び問題視されることがないわね。
(0:16)
エリン・ダニエルズ: 違うやり方で扱って欲しかったストリーラインがあるかって? それノーコメントにしといてくれる?
(0:20)
レイシャ・ヘイリー: ジェニーは自傷した。
(0:22)
ミア・カーシュナー: 「もうカット(撮り直し)しないで。」 っていうジョークを何回聞いたことか。
(0:25)
レイシャ・ヘイリー: シェーンはドラッグ中毒だったと思うよ。
(0:30)
レイシャ・ヘイリー: 私はしばらくの間、薬に頼っていたけど、魔法のようにそんなこともなくなった。
(0:33)
アリス: 新しくとりはじめた薬のせいかも。
(0:35)
レイシャ・ヘイリー: 犬がいなくなった。
(0:36)
シェーン: どうして人におしっこかけちゃうの?
(0:37)
レイシャ・ヘイリー: ガールフレンドもいなくなった。
(0:41)
ローズ・ローリンズ: 彼女は 『Lの世界』 という名の深ーい谷に落ちていった・・・。
(0:48)
レイシャ・ヘイリー: 私のセクシャリティもわからなくなった。
(0:50)
アリス: 私は、ストレートの男性か、“女性” のレズビアンがいいの。
(0:55)
キャサリン・メーニッヒ: 心動かされた素晴らしい瞬間もあるけど、だいたい私たちは、“OMG ~” だったね。
(1:00)
ローズ・ローリンズ: だんだんとお互い笑わせ合うようになって、へまをしたりなんかしたら、指摘しちゃったり。
(1:06)
ミア・カーシュナー: 女同士でドラマを見ると、冷やかしが多かった。
(1:09)
キャサリン・メーニッヒ: OMG.
レイシャ・ヘイリー: OMG.
(1:11)
キャサリン・メーニッヒ: レイシャはこんな風。 "enh--"
(1:15)
レイシャ・ヘイリー: WAXでは、いつもケイトをからかっていたのよ。「おう。WAXだね、ケイト。オー、WAX。」みたいにね。 それから、スケートボード。 シェーンは15歳の少年のようになっちゃって、「クールでしょ。スケートボード。」
(1:30)
ミア・カーシュナー: 私たち、もう今となっては、みんなお互いそっくりに物真似ができるのよ。
(1:33)
レイシャ・ヘイリー: uun...
(1:36)
キャサリン・メーニッヒ: サングラスある? アイリーンはよくサングラスを首の周りにかけているでしょ。
(1:41)
レイシャ・ヘイリー: (アイリーンの真似して) そうそう。ちょっと考えさせて。
(1:45)
キャサリン・メーニッヒ: (アイリーンの真似して) さて、ケイト。 シェーンの内面が動揺しているのを見たい。
(1:51)
レイシャ・ヘイリー: (アイリーンの真似して) チャートはそのうち消されるわ。
(1:56)
ミア・カーシュナー: (アイリーンの真似して) And cut.
(2:02)
アイリーン・チェイケン: じゃあ、最初からまたやってみて。今のすごく良かった。
(2:06)
ダニエラ・シー: アイリーンは、真の明確なビジョンを持った人だと思う。
(2:09)
アイリーン・チェイケン: Action.
(2:10)
ダニエラ・シー: ゴロゴロしながら一日中夢を見ることは誰でもできる。でも、不可能だと言われていることを現実にすることは、特別な才能だ。
(2:16)
ジェニファー・ビールス: 何かを思いつき、それを彼女のやり方で明白にすることができるのは、すごいとしか言いようがない。
(2:24)
ジェニー: 1, 2, 3
全員: We love you, Bette and Tina.
(2:29)
ダニエラ・シー: 8年前だったら、誰もが 「彼女はクレイジーだ。成功するはずはない。」 と言っていたようなレズビアン主体のテレビドラマを作ろうと決心したことって・・・。 このドラマが巻き起こした世界中での変化がどれほどのものであったかは計り知れない。
(2:41)
ダニエラ・シー: 彼女は、ディレクターのほとんどを女性にすることに一生懸命だった。これはテレビ界では前代未聞のことだったので、彼女の努力は相当なものだったけど、その結果、何人かのキャリアを発展させることにつながった。これは、お互いを高め合って世の中を変え、自分の存在を示していこうという、まるでゲイコミュニティのスピリットそのもの。
(2:57)
ジェニファー・ビールス: 『Lの世界』は、彼女の想像力、ストーリーを語ることの力を信じる気持ち、彼女の中にある構想への献身、、、 の証し。
(3:27) (撮影最終週)
スタッフ: 今何時?
スタッフ: 7時47分。
スタッフ: 携帯で思い出を取っておくの?
レイチェル・シェリー: そうよ。 あなたも1分いいところを撮るのに、かなりたくさん撮影してたわよね。
(3:38)
アンジェラ・ロビンソン: バンクーバーでドラマ撮影をしたことは、キャストたちが親密になるのに、とてつもない効果をもらたした。一緒に住んで、一緒に仕事をすることによって、深さと親密さがロケ地に生まれた。
(3:50)
キャサリン・メーニッヒ: あれは確かシーズン3の時だったと思う。ミアがローズ・ラムに、私の撮ったところがよくないからアイリーンが納得いかず、週末残って取り直しだと、言わせたんだ。
(4:00)
キャサリン・メーニッヒ: 今は止めてよ。
レイシャ&ミア: 何? え? え?
キャサリン・メーニッヒ: カメラだよ。 ダメ。
(4:04)
キャサリン・メーニッヒ: 私はプッツンしそうなほど、頭にきていた。
(4:08)
キャサリン・メーニッヒ: ローズ、もう家に帰るチケットとっちゃったんだよ。悪いけど、週末は自由でしょ。私は今日、自分のやるべき仕事はやったよ。セリフも変えてないし。私は週末帰るよ。
(4:13)
ミア・カーシュナー: ちがうの。私がセリフを変えたの。
(4:15)
キャサリン・メーニッヒ: 私の顔は、Tシャツと同じくらい赤くなっていたと思う。
(4:18)
キャサリン・メーニッヒ: それは理にかなってないよ。私たち、何も変えてないじゃない。
サラ・シャヒ: そうよね。彼女が納得しないっていうのなら、今ここで電話口でそのシーンをやればいいわ。
(4:24)
キャサリン・メーニッヒ: ローズ・ラム、、、 いいことなんだけど、彼女は、最高に嘘をつくのがうまい。だって、ずっと完璧に澄ました顔しているんだから。
(4:29)
キャサリン・メーニッヒ: 彼女は、何をそんなにいきり立ってるの?
レイシャ・ヘイリー: 何て言ったの?
キャサリン・メーニッヒ: "came" って言ったよ。"come" じゃなくて "came" って。現在形じゃなくて過去形を使ったよ。
(3:39)
ローズ・ラム: ケイトに言っちゃって。
キャサリン・メーニッヒ: え?
サラ・シャヒ: ケイトに言っちゃってって?
キャサリン・メーニッヒ: え?
ミア・カーシュナー: ドッキリカメラ~。
(4:49)
サラ・シャヒ: OMG. これって全部・・・。
キャサリン・メーニッヒ: やったな~。
キャサリン・メーニッヒ: I got so punked.
サラ・シャヒ: ケイトの "Not now, not now, not now." ってところがよかったね。
(5:03)
キャサリン・メーニッヒ: みんなお互い色々なことを経験しあった。結婚、出産、別れ、恋愛、、、。 そういったことが、他では体験し得ない特別な経験となった。
(5:39)
レイシャ・ヘイリー: 時々、演技したのかどうかわからない時がある。仕事場で、ケイトとジェニファーとミアと一緒にいるけど、その前の晩には一緒にディナーに行っていて、まったく同じような感じだから。
(5:24)
レイシャ: レイチ~、はいっておいで。
全員: レイチェ~ル。
レイチェル・シェリー: ダメよ。ヘアが・・・。 あ~~~~~
(5:31)
アンジェラ・ロビンソン: (みんな仲がいいから) すべてがもっといい状態で動いている。 彼女たちが実際に友達だから、ドラマの中の人物は友達同士なんだという真実味がでて、いい意味でストーリーにも演技にも影響している。
(5:42)
レイシャ・ヘイリー: これはクルーたちへのギフト。
(5:50)
ミア・カーシュナー: 哀しくなってきちゃってるんでしょ。
キャサリン・メーニッヒ: アイリーンが、昨日サウンドステージ1をたたんだって言ってたよ。
ミア・カーシュナー: そんな、、、
キャサリン・メーニッヒ: そういうこと。 アイリーンは、「昨日たたんだら、ついに終わっちゃったんだって感じた。」 って言ってたよ。
レイシャ・ヘイリー: そうなんだ。
キャサリン・メーニッヒ: もう、プラネットも、ベットとティナの家も、ジェニーとシェーンの家もない、、、。
(6:02)
レイチェル・シェリー: アリスのアパートなんて、もうとっくの前に解体されたちゃったのよ。
ミア・カーシュナー: ほんと?
レイチェル・シェリー: そうよ。もう直ちによ。
(6:09)
キャサリン・メーニッヒ: 私も少しずつゆっくりと感じてきているよ。
ミア・カーシュナー: え? どんなこと?
キャサリン・メーニッヒ: サウンドステージ1はもうないって聞いたりとかさ。だって信じられないじゃない。そこでかなりの時間、過ごしてきたわけだから。何時間も。
(6:22)
ミア・カーシュナー: なんだか卒業するみたいな感じよね。
キャサリン・メーニッヒ: そうだね。小学校をね。
(6:30)
みんな: 来た来た。入っておいでよ。
ジェニファー・ビールス: オッケー。入ろうとしているんだけど、鍵がかかってて、、、。
レイシャ・ヘイリー: これがアイリーンへのプレゼント。『Desert Hears』 の初版だよ。
ミア・カーシュナー: これ知ってる? 初めてのレズビアン作家。
(6:41)
ローレル・ホロマン: 家族みたいなのよ。みんなお互いを分かり合っている。気分がすぐれない時、どうしておいて欲しいのかわかっているし、気分がノッている時もそう。みんなお互いのちょっとした癖を知ってるの。小学校時代のような友達ができた気分。だってそれだけの年月を過ごしてきたわけだから。